Paris London 2019 ③

Posted on 10/15/2020. Filed under: viaggio | タグ: , |

3日目の朝はホテルでゆっくり朝ごはん。ポットに入ったカフェオレにチーズに甘いパン。

今日もいい天気!

Uberからのエッフェル塔

今日の午前はル・コルビュジエ見学。

まずはラロッシュ邸へと向かったのだけど、デモが始まる前に、とホテルを早く出たので見学のオープン時間にはまだまだ。残念だけど門の外から覗いて。

ホテルの周りとは違う、少し落ち着いた安心な雰囲気の住宅街をのんびり散策しながらコルビュジエのアトリエ兼アパートに向かう。

お花屋さんもカフェもなんだか落ち着いた生活の雰囲気がある16区。

籠みたいな建物。何だろう?駐車場?スタジアム?

道路の反対側はローランギャロ。位置を初めて知ったよ~。急に身近に感じました!

つい先週、変則時期のフレンチオープン2020が閉幕したところですが、いつか、いつもの5月から6月にかけてのあの明るい日差しの季節に観戦に行きたいものだわ。その時期の街歩きもまた気持ち良いだろうなあ・・・。

籠の横の通りを進んでコルビュジエのアパルトマン&アトリエに着きました!

何人かのグループが同時に着いて、こっちだこっちだ!と言われるままに一緒にエントランスの中へ。コルビュジエのアパルトマンは7階にあります。途中からは階段で。

この日は説明付きの見学ツアーがあったようで、そこに参加する方達でした。我々は、『自由に観ていいですよ。何か質問があればどうぞ。』とのことだったので受付をして気ままに見学。

アトリエ。

近代的な外観にあってここは、やわらかい光の差し込む、石の壁と漆喰のヴォールトが印象的な空間。ここは主に絵を描くためのスペース。

コルビュジエがここで創作活動する中で“日々の友”と呼んだ石の壁

お隣の建物との共用壁をそのまま現しにしている。

左の奥に書斎がある

パリの街側の窓の外にはさっき通り過ぎた編みかごみたいな建物!

こちら、ラグビーのスタジアムなんだって。この姿になったのは数年前の改装によるものだそうなのでコルビュジエの見ていた景色とは違うね。

書斎スペース。仕切りのたくさんついた棚が作りつけられていてかなりコンパクト。デスク前はガラスブロックなので、景色を楽しみながらのお仕事はしていなかったよね。笑

電話と執筆のための書斎

エントランスを介して反対側が住居スペース。

リビング  小さな暖炉が

ダイニングにはテラスのついた大きな窓。ブローニュ方面の景色が一望できる。ステンドグラスは住んでいる途中ではめ込まれたそう。

ダイニングからの見晴らし

ベッドルームエリアへ続く大きな扉

この扉、なんとクロゼットになっています!いい案。ベッドルームは客船のキャビンから着想したそう。

随分背の高いベッド!おまけに脚2本!

解説によるとこの高さのおかげで、バルコニーの手摺に邪魔されずブローニュの景色をベッドから楽しむことができたそう。

そしていいなぁ!って思ったのが、に夫婦二人それぞれに合理的でコンパクトなバスルーム&シャワールームがあるの。でもトイレは共用。笑

化粧台とトイレ
奥様用のバスタブ
奥様用の洗面
夫(自分)用のシャワーブース

ダイニングの奥に位置するキッチンはとってもコンパクト。キャビネットがぐるりとはめ込まれ、きっとお料理の上手な奥様の使い勝手を考えて作られたものなんだろうなぁ、と思う。

運ぶお手伝いをしたくなっちゃうようなカウンター。

階段を上って屋上へ。

手摺はない

階段を上った突き当りには、お母さんがパリに遊びに来た時用のお部屋が。

それからかわいいピンク色にペイントされた、お手伝いさんのお部屋もありました。これは下の階に。

ペイントといえば、そこかしこにこんなものが。

幾度となく塗り替えたペイントの履歴だそう。かわいいことするなぁ。こういうことするところになんだか惹かれるよ。

屋上のドアなんて12回も!

すべてコルビュジエの63色のオリジナルカラーってことよね。すべての色がどの色と組み合わせても調和するという究極の63色。

コンパクトながら大胆なところと使い勝手を細かく計算した部分があってとても生活しやすそうな住居。簡素で。ロンシャンの礼拝堂やサヴォア邸などで受けた感動とはまた違う、コルビュジエの暮らすことへの考えや慈しみみたいなのを感じられ、訪れてよかった。

この建物全体がユネスコの世界遺産に登録されたことに伴ってなのか、2017年に財団によって行われた改修工事でコルビュジエが住んでいた最後の状態になった姿を見られたのも大きい。

アパートの通路
アパートの階段
エントランスに飾られたたくさんのドローイング

コルビュジエを満喫した後はヴァンヴの蚤の市へ!

でもその前にお昼ごはん。

なんの下調べもなく、大きい通り沿いにテラス席がにぎわっているカフェがあったので入ってみる。赤いチェック柄のシャツのおじさんが一人で切り盛りしている。そしてそのおじさんは英語を話さない!そして、私たちフランス語話せない!読めない!見当もつかない!

「私Google翻訳で調べますよ!」と後輩がiphone取り出すもメニューは黒板にチョークで書いてあり判読できず。泣

お店のおじさんが常連さんらしきお客さん(おじいさん)に通訳を頼んでくれた。

何が食べたいんだ?何が飲みたいんだ?チーズは好きか?パンは食べるか?

えーっと、黒板のメニューを通訳してほしかったです。泣

質問攻めの後運ばれてきたのは、フランスパンにカマンベールチーズのみを挟んだ大きなサンドイッチとカフェオレ!二人分!

お腹も空いていたし、なんかもう大笑いで食べたんだけど、近くの席の常連さんらしきおばあさんがフレンチフライやピクルスを分けてくれました。涙。

ご近所のお年寄りに人気のお店らしく、後から入ってきた老夫婦は、ナイフとフォークを使って何やらとってもおいしそうな温かいお料理を召し上がっていました。チーズ挟みパンを食べながら、冷静になって黒板に書かれた文字をひとつひとつ解読してみたらだいぶおいしそうなものがたくさんありました。

そうだよ!こういうのから選びたかったよ!少しの下調べと落ち着いて注文することは大事だわー。これまで何度も旅をしていてこういうことってあんまりなく、なんだかんだいつもおいしいものにたどり着けていたのが奇跡なのか?と思うひと時でした。

でもお腹は満たされたので、気を取り直していよいよ蚤の市を物色。

次の展示会で使うディスプレイ用に、大量の取っ手を仕入れるつもりだったけど、もうお昼過ぎだいぶ出遅れていたのでお店も仕舞い始めていたり。それでもアンティークの麻布や歌集、古いカメラやお皿などわくわくするものがあり楽しかった。

一番欲しかったものは、彫金の何かをディスプレイしていたガラスの蓋つきの箱。さすがに買いたいとは言わなかったけど、真似っこして作ろう、とじっくり観察してきたよ。笑


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